温泉の入り方
■意外に知らない人が多い公衆浴場での常識
もともと海外向けサイトを作ろうと思って練っていた構想ですが、ちょっと待てよ、日本人だってできてない人が随分といるじゃないか、と思い当たりました。
公衆浴場で入浴する時の常識。
まあ、今や生まれてから一度も銭湯にさえ入った事がないという人が大半でしょうから、身に付いていないのが当たり前といえば当たり前なのですが。
ここで今一度その常識とやらを再確認しておきたいと思います。
■入浴するまでの常識
- タオルを一枚持ちましょう。使い道は色々あります。
- 浴室に入っていきなり湯船に飛び込むのはご法度です。
掛け湯はさんざん言われている事ですが、それでもしない人が多いように感じます。
温泉の殺菌能力を信じて疑わない人もいるようですが、一部の温泉を除いて殺菌力なんてありません。
特に昔とは比較にならないほど大勢の入浴者がかち合う現代では、看過できない問題となる可能性があります。
大腸菌がうようよいる風呂になんか誰も入りたくなんかないですね。
一番いいのは銭湯でするように先に身体を洗ってしまうことですが、露天風呂などでそれができない場合にはやはり最低でも掛け湯で雑菌を流してしまいましょう。
その場合、肩からかぶるだけでは意味がなく、汚い場所をきちんと流すことです。あなたの肛門は汚れていませんか?
- もちろん、掛け湯には湯に身体を慣らすという重要な目的もあります。
湯船を目の前にして「わーい」といきなり飛び込みたくなる気持ちもわからなくはないですが、入浴という行為は結構身体に負担がかかる行為なのです。
特に効能が高い強い湯になればなおさら。湯治に来て健康を害すなんて愚かな事になりませんように。
■入浴中の常識
- 入浴する時、先客にはできればひと声掛けましょう。
まあ状況によりけりで無理にとは言いませんが、お互いに沈黙しているのは味気ないものです。
「こんにちは」の一言が、お互いにリラックスできる環境を作り、コミュニケーションを生みます。レアな情報を貰える事もありますし、温泉の楽しみをひとつみすみす放棄することもないでしょう。
たった一言なんですから。
- 温泉好きには当たり前の事ですが、タオルを湯に浸けてはいけません。
テレビの温泉番組のおかげで湯の中でもタオルで身体を隠すのが普通だと勘違いしている人も未だに多くいます。
これもやはり昔と比較にならないほど大勢が入浴する現代であるからこそ、より気を遣わなければならない事でしょう。
最近では湯の花を汚れと間違えて文句を言う人が増えたと言いますが、タオル屑に湯の花が付着して汚らしく見える場合も増えたように感じます。
- 手に持ったタオルは頭の上に乗せるとか、岩の上に置くとかします。
頭に被ってきゅっと縛るドカタルックにすると邪魔になりません。
- 水着を着ることが義務づけられている温泉以外では、水着を着ないようにしましょう。
裸で入浴している人がとても恥ずかしい思いをします。
水着禁止と明記されている温泉では絶対に水着入浴してはいけません。断り書きがないところは水着禁止と考えるのが普通です。
- 言うまでもなく、風呂場でオシッコはダメです。
- 湯船にボディシャンプーを入れてはいけません。いや、冗談でなく。
まあ日本人でこれをする人はいないでしょうが、外国人観光客には実際にいたそうですから、今後そういう日本人が出ないとも限らないかも。
- 下呂温泉の雑学・がんこじじいが教える健康入浴法の中からひとつ。湯船の中でへをこくな。
■入浴後の常識
- 風呂から出て脱衣所に上がる前、タオルで身体の水滴をざっと拭きとって下さい。
銭湯ではあまりにも常識な事ですが、温泉では何故か脱衣所の床をびちゃびちゃにしてしまう人が多過ぎます。
後から来た人が靴下で水溜まりを踏んでしまうかもしれません。ちょっとした気遣いです。
- ゴミは残さない。
持ち込んだ物は全て持ち帰るのが鉄則です。
特に共同湯の管理人が常駐していない所で、空き缶などを放置して帰ってしまう人がいます。
そのゴミは誰かが片付けなければならないのです。
テメエのケツを他人に拭かせて恥ずかしくないその神経が信じられません。
- 湯が熱過ぎた場合、他に入浴者がいなければ心の中でごめんなさいと言いながら水で薄める事もあるでしょう。
出した水を止めるのも忘れないで下さい。
入った時と同じ状態に戻してから出ることが肝心です。
通常は湯守が温度管理をしているので、よほどでなければ水で埋めてはいけない事は言うまでもありません。
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